ピアノ教室の選び方 28年教室運営の現役先生が教えます!

目次

こどもにピアノを習わせたいけど、どんな教室を選べばいいのか悩んでいませんか?

ピアノは一生の財産になる習い事です。慎重に選びたいですね!

お子さんの大事な習い事。特にピアノは初めても習い事になることも多く 一度習い始めたら3歳から高校卒業まで続ける子もいる。一生の財産になる習い事。慎重に選びたいですね!
でも ピアノ教室ってたくさんある。どの教室を選べばいいのかわからない。

私が28年間教室をしてきて 細々とでも生徒さんが切れずにずっと教室を続けられているのはやはり生徒さんの口コミ、ご紹介があったからです。とてもありがたいです。
やっぱり お友達の紹介が一番 信頼できるのはないでしょうか? 紹介できるということはお母さんと先生とのコミュニケーションもきちんと出来ているということですから。満足していない教室、辞めるかどうか悩んでいる教室だったらお勧めはしないはずです。

とは言っても、人には相性というものがあります。

体験レッスンをしてもらう、または一度お話をする機会を作ってもらうことは必須です

初め、もしお子さんが緊張していて先生に心を開かなくても お子さんの興味をそそるような言葉かけをたくさんしてくれる先生がいいですね。経験のある先生はたくさんの引き出しを持っています。さまざまなグッズを使って、お子さんを楽しませてくれると思います。実際、私のところの体験レッスンではパペットを使ってピアノを弾いてみたり ワクワクするような音源を使ってみたり お子さんが思わず笑顔になって、ピアノを自分で弾いてみたくなるように仕掛けています 笑
小さなお子さん(私の教室は3歳から)の心をぐっと掴むには さまざまな工夫が必要ですから。

お子さんが小さいなら 小さな生徒さんがたくさんいる先生がいいと思います。これからピアノを始める小さなお子さんに 音大受験生をたくさん持っているような先生に見てもらう必要はありません。
有名なコンクールにたくさん出場させていたり、音大に進学する生徒をたくさん持っている先生は素晴らしいですが、
それを専門にして日々研究をしている先生です。
逆にもし、お子さんに幼い頃から本格的なピアノ教育をしたいのであれば、そういう経験豊富な先生を選ぶべきです。

一年または一年半に一度くらいで 発表会をしている先生を選ぼう!

ピアノ教室を運営している先生にとって、一番大変なのは 発表会の開催です。
発表会は一日ですが、この日のためにホールの予約などの会場準備はもちろん 一人ひとりの生徒さんにあった曲選び。こどもの成長はすごいですから半年後くらいにどのくらい弾けるようになっているかを想像して曲を選んだりもします。発表会の選曲の時期じゃなくても 素敵な曲があれば、あ、この曲次の発表会で使おう。この曲は〇〇ちゃんに良さそうだな・・なんて四六時中考えているんです。車の運転をしていても、ご飯を作りながらでも考えていることがあり、自分でも笑ってしまいます。
発表会はしない先生にはそれがない、ってことなので どんどん発表される新しい曲の研究なども少なくなるのではないかと思います。

発表会に出るこということは 一つの曲(場合によっては数曲)にじっくりと向き合い、ステージでお客様に披露できるように完成させることです。仮にステージ上で緊張のあまりミスをしたとしても通常のレッスンで何十曲も合格をもらうのにも敵わない程の経験と成長を手に入れることができます。 お子さんにとって大きな経験になることは間違いありません。
一年、または一年半ごとにお子さんの成長を見られる親御さんの楽しみにもあると思います。お子さんがステージでひとりでピアノを弾く姿を客席で祈るように応援しながらみることは涙が出るほど嬉しいものです。それを、発表会は大変だから・・発表会のない教室がいい、というのは非常にもったいない話です。お子さんも発表会を終えると 大きな達成感を感じるとともに あの子の弾いた〇〇っていう曲素敵だったな、次はあの曲が弾きたいから頑張ろう。と感じたり その後の成長に弾みがつきます。

気になっているお教室の発表会の開催予定を聞いたら、一般のお客さんの来場を可能にしているかを確認の上でお子さんと一緒に足を運んでみるのもいいですね! 発表会は先生と生徒さん、保護者さんとの関わりが垣間見れることもあったり そのお教室のカラーが出ますから 教室選びの参考になると思います。

気になるお月謝のことは 初めに聞いておこう。

体験レッスンのお約束をして 実際にレッスンを受け教室の説明レッスンの進めからなどをお話をする中で
気になるのはお月謝のことだと思います。
お子さんも楽しくレッスンを受けることができ、先生ともにこやかにお話が進み・・入会したいな、と思ったところで初めてお月謝を聞いたら・・ 予想していたよりも高くて・・思わず出たの言葉が「帰って夫に相談してお返事します」 
こんな事態も もしかしたらあるかもしれませんね。
お子さんにとって、タイミングや勢いはとても大切です。もし教室や先生を気に入ったのであれば、できればその場で ぜひ通わせていただきたいです!とお返事するが一番!お子さんのモチベーションも高いままでスタートできます。
そのためには、やはり事前にお月謝を聞いておくのが良いのかな、と思います。

ある程度は経験のある先生が絶対いい!

私も 28年前は新人であり・・独身、子育て経験もないままにピアノの先生をしていた訳だけど 自分で言うのもなんですが・・・若い頃よりも今の方が絶対いい先生です。笑 若かったから明るくて優しい先生ではあったかもしれません。でもやはり、長く経験したからこそ、自分でもある程度は満足のいくレッスンが出来ていると思うのです。生徒さん一人一人に個性があり、成長のはやさも理解力も違う。それを受け入れ、一人一人に寄り添いレッスンできるようになったのも、やはりある程度 年を重ね、この仕事での経験も積んできたからこそなんだと思うからです。

それにはじめは楽しくピアノを弾いていたお子さんがずっと順調にレッスンをこなし 問題もなく上達し続けるとは限らないのです。どの子にも壁にぶち当たる時が来ます。お子さんたちは園生活や学校生活でたくさんの行事をこなしながら日々頑張っています。今の子は 他にも習い事をしている子がほとんどで 思うようにピアノの練習時間も取れなくなり楽しんで弾くことが出来なくなる子も少なくないのです。そんな時、経験のある先生なら これまでの経験を活かしてペースやレベルを落としてでも元の状態に戻れるように根気よく、そして柔軟に関わってくれるでしょう。

私は50歳で28年教室をしていますが、10年くらい・・経験のある先生をお勧めします。せめて5年。
もし若かったり、他のお仕事からの転職だったりで経験年数が浅い先生ならば、サポートしてくれたり一緒に勉強をしている仲間がいるような先生なら安心ですね。。ピアノの先生には長い期間大事なお子さんをおまかせすることになり、お子さんの成長に関わる大事な時間を使うことですので慎重に考えてみましょう。

ピアノを弾けるようになることはお子さんの一生の財産になります。

お子さんに合ういいお教室が 見つかりますように。

今回は先生の選び方を私なりに話してみました。
生徒さんの親御さんとお話をすると お家での練習の仕方(させ方)練習している時の子どもとの関わり方など
習わせている側のお悩みもたくさんあるようです。今後はそんなことにもお答えしていきますね♪

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
目次